今年度の活動は以下の通りである。 1)4月1日広島大学で連携研究者と会議を行い、今年度の研究計画について、11月1日に研究会を行うこと、研究成果報告書を作ることを決定した。 2)11月1日、中央大学駿台記念館にて、連研究者を中心に研究会を開催した内容はの通りである。 第1セッション「Piaet理論に基づく『理解』概念の整理と実証研究の試み」報告者:杉村伸一郎、指定討論者: 古屋恵太(東京学芸大学) 第2セッション「グッドマン指導下のプロジェクト・ゼロの活動をめぐって」報告者:鳥光美緒子、指定討論者:中坪史典 3)研究成果報告書の作成3年間の科研に関連する研究成果のまとめとして、研究成果報告書を作した。2部構成で、第I部には研究論文を、第II部では昨年度訪問視察した学校の訪問記録を掲載した。第1部に掲載した論文タイトルは以下の通りである。 鳥光美緒子「レッジョ・エミリアの子どもたちはどのようにして測定の言語を学んだのか-象徴的言語を通しての学習をめぐる一考察-」鳥光美緒子「草創期プロジェクト・ゼロの活動(1967-1971)とグッドマンの芸術教育論」伸一郎「ピアジェ理論に基づく『理解』の概念の整理と実証的研究の試み」、杉村伸一郎「『臨床法』再考-発達を研究するために-」、中坪史典「幼年教育カリキュラムとしてのプロジェクト・スペクトラム」、岡花祈一郎「心理的道具として芸術作品-初期ヴィゴツキーと文化-歴史理論の連関をめぐって-、岡花祈一郎「ヴィゴツキーにおける記号と情動」。 第II部においては鳥光美緒子「訪問校のプロフール」、中坪史典「Indianapolis Key Learning Community訪問記録」、中村和世「フランシス・パーカー・チャムター・エッセンシャル・スクールに関する見学報告-美術教育を中心として-」を掲載した。
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