研究課題/領域番号 |
18653099
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
廣里 恭史 名古屋大学, 大学院国際開発研究科, 教授 (40262927)
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研究分担者 |
北村 友人 名古屋大学, 大学院国際開発研究科, 助教授 (30362221)
中井 俊樹 名古屋大学, 高等教育研究センター, 助教授 (30303598)
小川 啓一 神戸大学, 大学院国際協力研究科, 助教授 (90379496)
米澤 彰純 名古屋大学, 大学評価・学位授与機構・評価研究部, 助教授 (70251428)
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キーワード | 教育学 / 教育社会学 / 比較教育学 / 教育開発 / 教育改革 / 国際教育協力 / 高等教育 / 能力開発 |
研究概要 |
平成18年度の主な研究活動は以下の通りである。課題1:大メコン川流域圏(Greater Mekong Subregional Program : GMS)プログラムに関する文献を基に、GMSプログラムの現状と「回廊」に関する調査を行う。課題2:大学認証評価基準についての文献・事例サーベイを行い、大学評価基準の検討を行う。課題3:大学評価基準の現状を把握するため、新興の地方大学を訪問し、望ましい質水準との差異を検討する。課題4:GMS域内経済社会格差の是正における地方大学の戦略的な位置づけを明らかする。 課題1については、文献と事例サーベイを実施した。課題2についても文献・事例サーベイを行い、中井俊樹(分担者)による「大学教育の質向上のための教員・学生・大学組織の役割と相互関係:『ティップス先生からの7つの提案』を活用した教授学習支援」を刊行した。課題3については、本年度は、ラオス、カンボジア、タイ、インドネシアを訪問し、地方大学を対象とした予備調査を通して、各国の大学評価基準情報を入手し、適宜、翻訳を行った。課題4については、特にラオス北部の中核都市であるルアン・プラバンにあるソパノボン大学、南部の中核都市であるパクセにあるチャンパサック大学を訪問し、地域格差是正の観点より、人材育成における地方大学の役割を明確化した。課題3と課題4に関する成果の一部は、分担者である北村友人(監訳)の『アジアの高等教育改革』玉川大学出版部(2006年)に含まれている。 また廣里恭史(研究代表者)は、平成18年7月にタイのバンコクで開催された『世界大学学長サミット』に出席し、文献・資料の収集を行うとともに、海外研究協力者からの助言を受けた。
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