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2007 年度 実績報告書

作業療法の視点を取り入れた小学校特殊学級における特別支援教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18653120
研究機関吉備国際大学

研究代表者

小林 隆司  吉備国際大学, 保健科学部, 教授 (70337989)

研究分担者 長谷 龍太郎  神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (40325973)
笹田 哲  神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (80269513)
中嶋 正明  吉備国際大学, 保健科学部, 准教授 (10278997)
西牧 謙吾  独立法人国立特別支援教育総合研究所, 教育支援研究部, 上席総括研究員 (50371711)
キーワード特別支援教育 / 発達性協調障害 / 作業療法 / 特別支援学級 / 運動プログラム
研究概要

1.成果公表
日本リハビリテーション医学会学術集会及び,第1回日本作業療法研究学会学術大会で前年度の成果を発表した.
2.運動プログラムの作成
広島県福山市のF小学校の特別支援学級の自立活動に,作業療法士(研究代表者)が月に2回程度参加するなかで,担当の教諭と協働してプログラム開発をおこなっていった.期間はだいたい,2007年1月〜2007年5月であった.体操開発のコンセプトは,(1)体幹・肩・骨盤周囲に影響を与える.(2)学校現場で簡単に実施でき,準備体操として使える,(3)特別な機器を必要としない,(4)集団で実施できる,(5)動作が簡単でわかりやすい,(6)評価とトレーニングのためのチェックポイントを明らかにすることとした.
実施する中でわかったことは,体操プログラムは一見動きが少なくなり,児童によっては飽きがきやすく,継続が難しいことである.そこで,児童が体操終了までの見通しをたてやすいように,体操の順番をホワイトボードに書いたり,体操のイラストをカードにして示したりした.視覚的構造化のアイディアについては,小学校教諭から多くの示唆を頂いた.セッションの最後に,おたのしみとして,ゲームを導入した.おたのしみで体操のコンプライアンスを高めようとしたわけだが,それが結果的に,(1)体操で学習した筋の使い方を応用したり,(2)体育などの教科の準備になったり,(3)社会的スキルの学習場面となった.(1)の例としては,フリスビーや輪投げで,体幹を固定して,上肢を滑らかに使うゲームがある.(2)の例としては,跳び箱の準備として,馬とびをしる等である.(3)の例として,順番を守るとか,片付けるとかである.児童が集中できる遊びは,コンプライアンスを高めるとともに,様々な技能の学習を促進すると思われる.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ナインホールペグテストにおける再テスト信頼性の低さについて2007

    • 著者名/発表者名
      高橋 明子, 小林 隆司, 東 登志男
    • 学会等名
      第1回日本作業療法研究学会学術大会
    • 発表場所
      鹿児島
    • 年月日
      2007-06-24
  • [学会発表] ナインホールペグテストの信頼性に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      小林 隆司, 島田 公雄
    • 学会等名
      日本リハビリテーション医学会
    • 発表場所
      神戸国際会議場
    • 年月日
      2007-06-08

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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