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2008 年度 実績報告書

蚊の吸血システムを応用したマイクロポンプの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18656062
研究機関東洋大学

研究代表者

望月 修  東洋大学, 工学部, 教授 (50157830)

キーワード生体材料 / 生物・生体工学 / マイクロデバイス / 流体工学 / 昆虫
研究概要

蚊の吸血機構をμ-TASに流体駆動源として搭載するサイズが1mm以下のマイクロポンプシステムを実現することが本研究の目的である.主に,ポンプ非定常性能を直接計測することと吸血管内の非定常流量変化を調べることを行う.具体的には,蚊のポンプにおける運動性能を計測すること,原子管力顕微鏡である生物顕微鏡により吸血管の内壁面の性状を計測すること,吸血管内の流れの速度分布を計測し,壁面と流れの干渉を明らかにすることである.これらを元に,マイクロポンプを製作する.
1)マイクロポンプの製作・性能評価
マイクロポンプの素材には機能性高分子材料を用いる.構造はMEMS技術により加工を施す.電位に応じて水分子の脱・重合ができそれをもとに変形する高分子材料を適用することを考えている.したがって,電力の供給をまずは念頭に置いたポンプを試作した.
2)性能評価とμTASへの適用
本来の目的であるμTASへの適用可能性を試した.血液採取,検査を行うチップに搭載してその性能を確認した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Micro-PIV measuremeiits in Micro-tubes and proboscis of mosqui to2008

    • 著者名/発表者名
      K. KIKUCHI, O. MOCHIZUKI
    • 雑誌名

      Journal of Fluid Science and Technology Vol. 3

      ページ: 975-986

    • 査読あり
  • [学会発表] 微小電極を用いた蚊の吸血ポンプのポンプ周期測定2008

    • 著者名/発表者名
      菊地謙次, 寺田信幸, 望月 修
    • 学会等名
      生体医工学会生体医エシンポジウム2008
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      20080904-20080907

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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