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2007 年度 実績報告書

100年使えるロバストな河川計画策定の新手法開発

研究課題

研究課題/領域番号 18656139
研究機関三重大学

研究代表者

葛葉 泰久  三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 教授 (50373220)

研究分担者 福山 薫  三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 教授 (00189979)
キーワードマルチフラクタル / 太陽活動 / SLSC / IDFカーブ
研究概要

まず,計画は以下のとおりであった。
◎開発1に関しては,メソスケールモデルでPMP(可能最大降水量)を算定するための基本技術を得る。
◎開発2に関しては,「100年後の気候の予測値」を用いた解析を行なうと同時に,前年度の,太陽活動についての検討を,さらに深める。
◎開発3に関しては,「ロバストな予測をするための数学的手法」の調査を引続き行い,具体手な手法を提案できるようにする。また,確率分布あてはめの適合度評価をする指標を再検討する。
得られた結果は以下のとおりであった。
【開発1】◎PMPを求めるために,マルチフラクタルモデルを使用することを考え,モデルの構築を行なった。このモデルによる降水量再現結果は,土木学会年次講演会で発表する予定である。
◎上記のマルチフラクタルモデルにより,時間的な降水量の分解と,空間的な分解(スケールダウン)がともに良好な結果で行なえることを確認した。
【開発2】◎太陽活動に関する資料を多く集めたが,新たな知見は得ていない。
【開発3】◎まずは,長い間用いられてきた,確率的極値水文量の算定式(IDF式)の精度を算定するSLSCという基準の統計的な意味を明らかにした。本研究は,ここから始まる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] COEFFICIENT OF VARIATION OF ANNUAL FLOOD PEAKSVARIABILITY OF FLOOD PEAK AND RAINFALL INTENSITY

    • 著者名/発表者名
      Kuzuha, Y., Kunio Tomosugi, Tokuo Kishii and Yousuke Komatsu
    • 雑誌名

      Hydrological Processes (印刷中)

    • 査読あり
  • [学会発表] 標準最小二乗規準(SLSC)の確率分布と新しい使い方2007

    • 著者名/発表者名
      葛葉 泰久
    • 学会等名
      実践水文研究会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2007-12-20
  • [学会発表] 標準最小二乗規準(SLSC)の確率分布と新しい使い方2007

    • 著者名/発表者名
      葛葉 泰久
    • 学会等名
      日本自然災害学会
    • 発表場所
      北海道
    • 年月日
      2007-09-25

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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