研究課題/領域番号 |
18656143
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
小柳 武和 茨城大学, 工学部, 教授 (50108205)
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研究分担者 |
青木 陽二 独立行政法人国立環境研究所, 社会環境システム研究領域, 主任研究官 (80111102)
寺内 美紀子 茨城大学, 工学部, 助教授 (40400600)
桑原 祐史 茨城大学, 工学部, 講師 (80272110)
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キーワード | 回游行動 / CG / センサー / 土地利用 |
研究概要 |
本年度の研究内容は、以下の3点に大別される。以下、項目毎に成果を整理する。 (1)新たな偕楽園回遊行動データの取得と、土地利用の観点からの公園ゾーン区分の検討 従来までの偕楽園公園回遊行動調査は、梅祭り期間に限定されたものであった。この時期は、いわゆる特別な環境下であり、回遊特性の把握の一般化には課題を残すものであった。このため、公園リニューアルの分析方法の提案に備えて、定常時の休日における回遊行動調査を実施した。 また、公園の魅力向上に向けたゾーン区分の分析方法を考えることが重要であり、この点について、公園の土地利用,施設・上記回遊行動調査データの3つを分析対象として、そもそもリニューアルや園路のサイン等が必要とされる地域を大まかに絞り込むための分析を行った。 (2)CGを用いた回遊行動分析方法の基礎検討 指標の提案に基づき、新たな公園施設等を提案する際には、仮想空間において仮定型の公園映像を作成し、施工前に効果を分析しておく必要がある。この観点から、偕楽園公園のCG画像を作成し、経路選択検討に広く利用されている現地写真に基づくQTVRと効果を比較し、CGの効用と限界について比較検討を実施した。 (3)ドップラーセンサを用いた来園者カウントシステムの基礎検討 本年度は、センサによるデータ特性を分析するには至らなかったが、上下方向の来園者すれ違いの特性等を計測区分できる可能性のあるドップラーセンサを選定し、データ取り込みソフトの開発に着手した。
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