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2006 年度 実績報告書

ドイツを中心としたEUにおける地域整備に関わる地域ガバナンスの実態と展開の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18656170
研究機関筑波大学

研究代表者

大村 謙二郎  筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 教授 (20134455)

研究分担者 有田 智一  筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 助教授 (90344861)
藤井 さやか  筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 講師 (70422194)
キーワードドイツ / EU / ガバナンス / 都市 / 地域整備 / 広域行政
研究概要

本研究は、21世紀に入り新たな展開をみせつつあるEUにおける地域ガバナンスの再編成の方向性について、特にドイツの特定の都市・地域をケーススタディ対象として調査を実施することにより、今後の市町村合併の進展や道州制導入を見据えた日本における新たな広域レベル及び狭域レベルの都市・地域計画に対する示唆を得ることを目的とする。
平成18年度においては、(1)都市再生プログラムなどのドイツ連邦レベルによる広域計画支援プログラムの役割、(2)広域行政の試みの事例調査、(3)広域計画作成の際の自治体間調整システムと意思決定システムの仕組み、(4)市町村単位作成のFプランを越えた広域計画のもつ役割、についてドイツ現場においてインタビュー及び資料収集を実施した。
具体的には、(1)については、ドイツ連邦レベルでの「東の都市改造」及び「西の都市改造」プログラムに代表される、都市毎の都市再生プログラムの国家レベルでのコンペ方式の意義、及び国家等による広域計画の役割と実績について資料収集及び現地調査(ドルトムント市、ライプチッヒ市等)を実施した。(2)、(3)については、ノルドラインヴェストファーレン州ルール地域の広域計画組織の歴史と実績、ノルドラインヴェストファーレン州としての広域計画支援プログラムRegionaleの実績、シュトゥットガルト都市圏周辺広域行政組織、及びハノーバー都市圏周辺広域行政組織について各々の計画組織担当者に対するインタビュー調査と資料収集及び現地視察を実施した。地域の実情に応じて、市の行政境界を越えた広域行政の組織体制には様々な類型があることが見出された。(4)については、ノルドラインヴェストファーレン州ルール地域の6都市(エッセン市等)における広域Fプラン策定の実績を調査し、大規模郊外商業施設や産業用土地利用の立地調査等で効果をあげている状況について把握した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] ドイツにおける人口減少社会に対応した都市計画2007

    • 著者名/発表者名
      大村謙二郎
    • 雑誌名

      第30回都市計画セミナー:人口減少時代に対応した都市計画 (2007.01)(日本都市計画学会)

      ページ: IV-1-26

  • [雑誌論文] 旧東独都市における総合的市街地再生の試み2006

    • 著者名/発表者名
      太田尚孝, 大村謙二郎, 有田智一, 藤井さやか
    • 雑誌名

      都市住宅学 55Autumn

      ページ: 58-63

  • [雑誌論文] ドイツにみる広域行政圏活動と日本への示唆2006

    • 著者名/発表者名
      大村謙二郎
    • 雑誌名

      地方拠点都市地域ニューズレター(地域開発センター) No.43

      ページ: 7-10

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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