(1)経年10年以上の超高層集合住宅の運営実態の把握 (ア)居住開始後比較的長い年数を経過した超高層集合住宅で実際に発生した問題、居住環境としての質の変化、維持管理に要した費用等を把握する。 (イ)日本国内の例、ニューヨーク・マンハッタンの例を取り上げ、主として関係者への聞取り調査と現地での資料収集を行った。(2)成果を統合した維持・再生費用の予測 (ア)(1)の成果に基づき、維持・再生費用の予測のための基礎データ集を完成させた。 (イ)同時に、典型的な超高層集合住宅に関して、このデータ集を用い将来問題発生の予測を行い、例示した。 (3)長期運営を容易にする管理・再生技術の抽出 (2)で得たデータのそれぞれの項目について、その費用や問題発生を抑える管理技術或いは再生技術を、既存の技術の適用ですむ場合と、新たな開発課題になる場合とに、明確に区別して示した。
|