研究課題
BitTorrent技術とは、1つのファイルを探すユーザーが増えるとサーバが混雑するのではなく、ダウンロードが高速化するという技術である。本研究では、災害時に必要とされる情報伝達の高速性とリアルタイム性に注目し、BitTorrentの概念を活用し、GIS防災システムに適応するBitTorrent技術を検討し、「真」の迅速な情報伝達、避難誘導、救助活動を果たせる次世代高速リアルタイム防災GISシステムの原型を構築する。1 BitTorrent技術と既存の防災GISシステムの調査と整理BitTorrentは大容量ファイルのダウンロード速度を高める目的で作成されたものである。ユーザのアクセスが増えるほど、ダウンロードの速度が増える。技術の詳細や必要なサーバおよびコンピュータ環境などを調査・整理した。既存の代表的な防災GISシステムを調査した。2 GIS防災システムに適応するBitTorrent技術の検討BitTorrent技術はどのように防災GISシステムに適応するのか、その防災GISシステムに適応できるBitTorrentを検討した。3 防災GISシステムとの統合と次世帯高速リアルタイム防災GISシステム原型の作成2で検討した技術を防災GISシステムに導入し、高速リアルタイム防災GISシステムの原型作成を試みた。4 都市火災延焼・有害物質輸送シミュレータを用いたケーススタディの実施今まで開発した火災延焼・有害物質輸送シミュレータの結果を用いて、ケーススタディの実施を試みた。
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4th International workshop on Energy and Environment of Residential Buildings (IWEERB2007)
5th International Symposium on New Technologies for Urban Safety of Mega Cities in Asia, Singapore
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