1.CCSPプロモーターならびにSP-Cプロモーター依存性GFP発現トランスジェニックマウス(CCSP/GFPマウスならびにSP-C/GFPマウス)の作成 phrGFP-CCSPならびにphrGFP-SP-Cをエンドトキシン除去プラスミド精製キットにて精製し、線状化後、理化学研究所発生再生科学総合研究センター変異マウス開発チームへ送付し、C57BL/6Nマウス受精卵へのマイクロインジェクションを依頼した。CCSP/GFPマウスおよびSP-C/GFPマウスがそれぞれ30匹以上生まれた時点で、サザンハイブリダイゼーションおよびPCRによりトランスジーンの入っているマウスをそれぞれ数系統選択した。 2.CCSP/GFPマウスならびにSP-C/GFPマウスのGFP発現の確認 F1マウスが生まれた段階で、それぞれの系統マウス1匹ずつ、GFPの発現を蛍光法で確認した。その結果、CCSP/GFPでは、GFPの発現が気道上皮細胞で複数の系統で確認され、プロモーターが正常に働いていることが確認された。一方、SP-C/GFPではGFPの発現どの系統でも確認できず、発現が弱い可能性を考え、キメラからホモの作成を行っている。現在は、C57BL/6マウスにback crossを行っているところである。
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