1.B・C・Plateの作製と評価 (1)B・C・Plateの作製 B・C・Plateの作製は、基本的に日本化学療法学会標準法に準じて行った。液体培地としてはミューラーヒントン培地を基本に、2価イオンを添加したものを使用した。それぞれの抗菌薬を溶解剤で溶かした後、設定した濃度となるように上記液体培地で希釈した。 (2)B・C・plateの評価 B・C・Plateの有用性に関して、第一段階として保存株を用いた検討を実施した。保存株としては、全国サーベイランスで得られた株および当教室に保存されている株を用いた。現在、MDRPとして100株を超える株が保存されており、これらを用いた検討・解析を実施した。 (3)BC・plate結果から耐性機序の推定 (1)(2)で得られた結果と、それぞれの耐性菌の薬剤耐性機序との関連を総合的に解析した。 なお、本プレートは2007年9月に栄研化学より"BC・プレート(多剤耐性緑膿菌)"として販売されるようになった。
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