研究課題
最近、乳がん検診における早期発見の重要性が大きな社会的関心をよんでおり、乳がんの診断に最も有効であるとされている乳房X線撮影(マンモグラフィ)が急速に普及しつつある。マンモグラフィを用いても100ミクロン以下の微小石灰化の描出は不可能であり、より高分解能、高コントラストのイメージング技術の開発は乳がん早期発見に大きな意味を持つ。本研究では、最小10ミクロンの大きさにマイクロビーム化した2本の白色放射光を金属ターゲットに照射して励起した2焦点マイクロフォーカス蛍光X線を開発することを目的とする。平成20年度には、以下の研究活動をおこなった。1. 3次元画像解析ソフト開発乳がんのステレオ撮影画像から3次元的情報を得るためのソフト開発を行った。2. 3次元画像立体観察システムの開発赤青色めがねを用いる安価な観察システムを開発し、その有用性を確認した。3.国内および国際学会での発表・情報収集医学物理国際学会(韓国)、日本医学物理学会(横浜)、日本放射線技術学会(横浜)等の国内外学会で関連する研究成果の発表を行うとともに、他の研究者と意見交換をおこなった。
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