研究概要 |
1.予備実験を行って吸入麻酔薬セボフルランの吸入濃度を決めた。 文献上,マウスにおけるセボフルランの:1MACは3-4%である。自発呼吸下で実験を行った結果,セボフルランの投与濃度は0.5-0.7MACとした。この条件下ではどのマウスも吸入麻酔薬セボフルランの投与中止後も生存が可能になた。 2.サンプル抽出 約30匹のマウスを用いて一定条件下実験を行った。麻酔中または意識下で頚椎脱臼法により安楽せしめた。 その後,タンパク質実験用とRNA抽出用に脳組織を抽出した。抽出後はいずれも液体窒素で急速冷凍を行い,-140℃の冷凍庫で保存した。 3.タンパク質の抽出 RIPAバッファー下にホモジェナイズを行った。超音波破砕後,遠心分離で上清と沈殿に分けた。可溶性成分分画を研究にも用いた。 4.タンパク質調整 各サンプルのタンパク質濃度は吸光良計を用い調節した。 現在,これらのサンプルを用いてタンパク質ブロット法で目的タンパク質の発現を確認中である。
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