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2006 年度 実績報告書

歯根膜機械受容器における水チャネルの役割

研究課題

研究課題/領域番号 18659537
研究機関新潟大学

研究代表者

前田 健康  新潟大学, 医歯学系, 教授 (40183941)

研究分担者 井上 佳世子  新潟大学, 医歯学系, 助教授 (90303130)
河野 芳朗  新潟大学, 医歯学系, 助手 (60303129)
キーワードアクアポリン / 三叉神経節 / 歯根膜 / 機械受容器 / ルフィニ神経終末
研究概要

1.ラット三叉神経節におけるアクアポリン(AQP)mRNAのスクリーニング
ラットを深麻酔下で断頭し、通法に従い三叉神経節からtotal RNAを回収し、逆転写後、AQP0〜12のプローベを用い、RT-PCR法を行った。ラット三叉神経節ではAQP1。AQP4,AQP9の明瞭なバンドが確認された。
2.三叉神経節におけるAQPの免疫細胞化学
1で得られた結果をAQP1およびAQP4の三叉神経節の免疫染色を行った。AQP1の免疫染色では陽性反応が一部の衛生細胞と神経細胞に観察された。AQP1陽性衛生細胞はAQP1陽性または陰性の神経細胞の周囲に観察された。一方、AQP4の免疫染色ではAQP4陽性の神経細胞は全く観察されず、一部の衛生細胞と三叉神経節中枢根の星状膠細胞に反応が認められた。これらの免疫染色結果は、歯根膜ルフィニ神経終末を支配する神経細胞がAQP1陽性を示すことを想像させた。
3.AQP1陽性神経細胞の画像解析と定量化
AQP1陽性神経細胞の割合と陽性細胞の表面積をNIH imageを用いて画像・統計処理を行ったところ、陽性細胞の割合は約16%で、表面積の定量解析から、AQP1陽性反応は中型の神経細胞に多いことが明らかにされた。
4.AQPの歯根膜機械受容器における発現
AQP1とAQP4の抗体を用い、ラット切歯歯根膜を免疫染色したところ、樹枝状を示すルフィニ神経終末が多数染め出された。陽性反応は軸索終末および終末シュワン細胞に認められた。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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