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2006 年度 実績報告書

前装用硬質レジンの審美性を飛躍的に高める材料の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18659580
研究機関鹿児島大学

研究代表者

倉茂 尚徳  鹿児島大学, 大学院医歯学総合研究科, 助手 (20347090)

研究分担者 田中 卓男  鹿児島大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (40113584)
嶺崎 良人  鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (70157577)
南 弘之  鹿児島大学, 大学院医歯学総合研究科, 助手 (50244257)
キーワード硬質レジン / 結晶性モノマー / グレージング
研究概要

現在、100〜130℃で溶融する結晶性モノマー数種類を光重合型硬質レジンに添加し、グレージング機能を持たせた試料の作成を行っている。実際に光重合型硬質レジンを光照射により重合させた後に、レジン内に混和した各結晶性モノマーに合った温度を与えることで硬化したレジン表面に結晶性モノマーを溶出させることが可能である事が確認できた。しかし、表面全体をむらなく溶出した結晶性モノマーで覆いつくすためには、各結晶性モノマーと光重合型硬質レジンとの混和比に大きく影響されることがわかった。また混和環境によって混和状態の均等に変化がでることも確認された。そこで、最も適した環境下で各結晶性モノマーと光重合型硬質レジンとの混和比を変えた試料を作成し、その中で最も結晶性モノマーが表面全体を均等に近い状態に覆うことが可能と見られる試料の組み合わせと混和比を用いて、結晶性モノマーに対する重合材を添加して、重合方法の検討を行っている。現段階では、重合方法を光によるものと熱によるもの2つの方法について検討を行っている。光による場合、光重合型硬質レジンと結晶性モノマーの重合する波長を変える必要がある。熱の場合は、結晶性モノマーの溶融温度と重合温度を変える必要がある。これらのことを考慮し、どのような重合材を用いることが最も有効かつ実現可能か検討中である。今後はさらに重合方法に加え、試作した材料の機械的性質や実際に用いる硬質レジン前装冠の作製を行い、臨床に用いられる新規材料の開発にあたる予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Effect of dentin coating on microleakage and bond strength of adhesive resin cements2006

    • 著者名/発表者名
      Kurashige H., Suzuki S., Hiroyuki M.et al.
    • 雑誌名

      International Chinese Journal of Dentistry 6(2)

      ページ: 71-78

  • [雑誌論文] Survival of resin-bonded fixed partial dentures made from a silver-palladium-copper-gold alloy2006

    • 著者名/発表者名
      Tanoue N., Ide T., Kawasaki K., Nagano K., Tanaka T.
    • 雑誌名

      International Chinese Journal of Dentistry 6(2)

      ページ: 53-59

  • [雑誌論文] VTD接着性モノマーの金銀パラジウム合金に対しての新しい適用法に関する研究2006

    • 著者名/発表者名
      村原貞昭, 堀沙弥香, 倉茂尚徳, 田中卓男.など
    • 雑誌名

      日本補綴歯科学会 50・115特別号

      ページ: 195

  • [図書] 接着を活かした歯冠修復2006

    • 著者名/発表者名
      松村 英雄, 田中 卓男 編著
    • 総ページ数
      155
    • 出版者
      永末書店

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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