研究分担者 |
米原 啓之 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (00251299)
西條 英人 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80372390)
大橋 克己 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60233235)
鄭 雄一 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (30345053)
片岡 一則 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (00130245)
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研究概要 |
1.Col1a1GFPシステムを用いた骨髄間質系幹細胞における骨形成性シグナル経路の最適化 【Col1a1GFPを恒常的に有する骨髄間質系幹細胞クローンの作製】 Col1GFPトランスジェニックマウスより骨髄間質系幹細胞(bone marrow stromal stem cells, BMSCs)を分離・培養した。分離されたBMSCsを骨誘導培地中で培養し、GFPの蛍光を確認した。 【骨形成性シグナル経路の最適化】 BMP, Hh, Runx2,Wnt, IGF-1の5種のシグナル経路をそれぞれ活性化する遺伝子(BMP:構成的活性型ALK6,Hh:構成的活性型Smooothened, Runx2:野生型Runx2,Wnt:構成的活性型LEF-1,IGF-1:野生型IRS-1)を発現するアデノウィルスベクターの全組合せをCol1a1GFP-BMSCsに導入した。GFPの蛍光を指標に骨芽細胞分化を判定し、導入後1週間以内に骨芽細胞分化を誘導する最小の組合せをスクリーニングした。スクリーニングにおいての結果、BMPシグナルとRunx2シグナルが最小の組合せであった。 2.ナノミセル型人工ウィルスを用いた遺伝子導入による骨芽細胞分化誘導法の確立 PEG-ポリカチオンブロック共重合体(PEG-poly(2-[(2-aminoethyl)amino]ethyl aspartamide, PEG-DET)による遺伝子導入において下記の検討を行い、導入条件の最適化を図った。 (1)ブロック共重合体とDNAの混合比率 (2)ブロック共重合体におけるジスルフィド架橋の有無 (3)ブロック共重合体へのRGDなどのリガンド分子のアミノ酸配列の付加
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