研究課題
H18年5月からH19年4月までに、マウス頭部への移植材料の手術手技の確立を目指したが、当初想定していた手法では、その移植材料の厚さが骨の厚さに比較して相対的に甚だ大きかったために移植部からの材料の逸脱が起こり、良い結果が得られないことが判明した。このため、移植手術手技の再検討および開発を必要とし、それには、H19年5月からH20年1月までの9ヶ月間を要した。これらの懸案の解決のために多大な日時を費やした結果、材料の移植部からの逸脱は著しく改善され、その後の研究成果は大いに期待できるものと思われていた。しかし、研究後半の、人工ウイルス含有ハイドロキシアパタイトコーテイングインプラント体のin vivo移植実験による骨誘導性の評価(H20年2月-12月)についての最終の研究成果を上げられないにしても、これまでの研究過程での結果及び経験は大変に貴重なものであり今後の研究の進展に多いに参考になるものと思われる。