• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

大規模情報ネットワークからの目的情報抽出に適した可視化手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18680011
研究機関東京大学

研究代表者

阿部 浩二  東京大学, インテリジェント・モデリング・ラボラトリー, 研究機関研究員 (80401321)

キーワードネットワーク / 可視化 / 情報抽出 / 検索 / ユーザインタフェース
研究概要

既存の大規模な情報ネットワークからの情報抽出の際に、様々な研究者がとった手順を記録し、その思考プロセスのモデル化を試みた。この思考プロセスを第三者に提示するインタフェースを実装するための基礎的な知見を得るため、まずは既存のインタフェースを利用した際の情報取得手順について映像で記録し、利用者の意図を推定する実験を行った。
被験者の推定内容は、情報検索者に協力した研究者により再評価がなされ、各操作の意図の把握度合いを5段階で評価することとした。この結果から、通常のWebブラウザを用いた既存のインタフェースであっても、閲覧滞留時間・マウスカーソルの移動・検索手順などから、情報取得の目的及び情報検索者の専門分野の推定は70%前後で可能であることが判明した。その一方で、情報検索者のバックグラウンドとして重要であると考えられる、研究者の年齢・所持していると思われる関連知識等についての推定結果には、大きな間違いも多く見受けられ、各個人を特定するようなレベルでの意図をの把握は非常に困難であることが明らかとなった。
このため、研究に長く携わっている研究者の人的資源をより活用するために、その知識体系を明示的に提供することで意図の把握を補助することを試み、情報提示時に併せて表示するインタフェースの開発を現在行っている。
また、上記実験をより広範囲に行うためWebを用いた実験システムのプロトタイプを構築した。これにより母集団の増加・実験対象となる研究者の母集団の拡大・得られた知見が反映されたインタフェースの実現を目指している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 大量情報群からの目的情報抽出に適した可視化手法に関する研究2006

    • 著者名/発表者名
      阿部浩二, 廣瀬通孝
    • 雑誌名

      日本機械学会 第16回 設計工学・システム部門講演会講演論文集

      ページ: 345-346

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi