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2006 年度 実績報告書

重症心身障害児・者のためのコミュニケーションデバイスの開発と教育への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18680051
研究機関東京学芸大学

研究代表者

小林 巌  東京学芸大学, 教育実践研究支援センター, 助教授 (90305300)

キーワード教育工学 / 情報システム / 教育系心理学 / 情報工学
研究概要

前半期はシステムデザインに関する検討を中心に行った。研究協力者の支援のもと、重症心身障害児・者(以下、重症児・者と示す)と関係者(教育者、医療関係者、家族等)がコミュニケーションを取るためのユーザインタフェースの用件について検討した。また、外部からの働きかけに対する重症児・者の反応の状況について把握するため、視覚等の刺激に対する反応を実際に確認した。
後半期は、前半期に行った内容をもとに、デバイスの設計を行った。研究初年度の設計内容は、基礎的な機能を実現するプロトタイプの製作を目的とした。システムの要件として、関係者にとって重症児・者の反応を容易に把握しやすくするため、生理指標の中でも簡便に設定が可能な心拍変動を取り上げることとした。また、リアルタイムに心拍の変動を処理し呈示するためのユーザインタフェースデザインについて検討を行った。
以上の要件を踏まえてシステムモデルを構築し、それを反映させる形で実装システムを作成した。実装システムは持ち運びに容易なノート型のパーソナルコンピュータ(PC)をメインとし、信号処理および関係者への呈示等のユーザインタフェースはソフトウェアで実現させた。また心拍用のセンサは複数用意して選択可能とした。実装システム作成の後、仕様検査および実際に重症児・者を対象とした試験的利用を行い、その過程でプロトタイプの改善を数回行った。以上の結果、デバイスの基礎的な機能が試作したプロトタイプで実現できることを確認した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Assessment of visual acuity in infants with delayed psychomotor development and epilepsy2006

    • 著者名/発表者名
      Kobayashi, I., Nakagawa, E., Endo, Y., Ooe, H., Okuzumi, H.
    • 雑誌名

      VISION 18・Supplement

      ページ: 228

  • [雑誌論文] Vision Assessment using visual behavior of persons with severe motor and intellectual disabilities2006

    • 著者名/発表者名
      Kobayasni, I., Okuzumi, H., Ooe, H., Kinoshita, S., Nakagawa, E.
    • 雑誌名

      Abstract of the 9^<th> International Symposium of the Asian Society for Adapted Physical Education and Exercise

      ページ: 171

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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