研究課題
若手研究(A)
私的領域と公的領域の近代における交錯のありようを、19世紀後半から20世紀前半のフランス文学を対象に、ナルシシズムとメディアの問題として考察した。ローデンバック、マラルメ、ヴァレリー、ジッド、ルイス、ギャスケなどについて具体的な考察を行い、ナルシシズムがメディアへと接続されていく様子を観察することができた。そこから、問題は、近代人が自分の生の痕跡を残そうとする「生表象の空間」として捉えなおすことができることが分かり、新たな研究の領域が明らかになった。
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言語社会 一橋大学大学院言語社会研究科 第3号
ページ: p. 47-67
中野知律・越智博美編著『ジェンダーから世界を読むII--表象されるアイデンティティ』、明石書店
ページ: p. 265-282
Jean-Louis Le Moigne et Edgar Morin, ed. Intelligence de la complexite. Epistemologie et pragmatique, Editions de l'Aube
ページ: p. 387-392
Paul Valery 12, image, imagination, imaginaire autour de Valery, texts reunis et presentes par Sang-Tai Kim,Lettres modernes-Minard 12
ページ: p. 185-191