• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

光圧縮原理の検証実験

研究課題

研究課題/領域番号 18684008
研究機関京都大学

研究代表者

南條 創  京都大学, 大学院・理学研究科, 助教 (40419445)

キーワード光圧縮原理 / レーザー
研究概要

Rbガスセルを用い、標的原子とレーザーの相互作用、共鳴線巾の確認を行った。レーザーにより、波長スキャンを行い、吸収スペクトルを取得した。Rbガスセルには、主に87Rbと85Rbの同位体が存在する。D1ラインの吸収スペクトルには、2つの同位体に対応したアイソトープシフトが存在する。また、それぞれに対し、ハイパーファイン分裂による、複数の吸収線が存在する。ドップラー幅があるため、近接スペクトルの分離は未だであるが、アイソトープシフトを含め、4つの吸収ピークを観測した。吸収の大きさや幅については、レーザーパワー、ドップラー幅及びパワーブロードニングにより説明でき、レーザーにより正しく原子の相互作用をコントロールしていることを確認した。参照光によるドップラーフリー分光や、2光子吸収による分光についても行っている。また、Rbガスセルに対する、レーザー照射時に、原子核過程からの光圧縮原理信号はないはずであり、これについても確認した。原子ビームによるフラックス増強についても検討し、原子ビーム発生装置を完成させた。さらに、原子過程からの光圧縮原理についても検討し、実験準備を整え、最終年度の新実験室での実験を立ち上げている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Neutrino pair emission from excited atoms2007

    • 著者名/発表者名
      M. Yoshimura
    • 雑誌名

      Physical Review D 75

      ページ: 113007

    • 査読あり
  • [学会発表] レーザー照射による原子からのニュートリノ対生成実験の現状2007

    • 著者名/発表者名
      南條 創
    • 学会等名
      Fundamanetal Physics using Atoms
    • 発表場所
      ハートンホテル(京都府京都市)
    • 年月日
      2007-08-04

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi