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2008 年度 実績報告書

多様な料金体系・サービス形態を前提とした次世代型公共交通システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18686042
研究機関岐阜大学

研究代表者

倉内 文孝  岐阜大学, 工学部, 准教授 (10263104)

キーワード高度交通システム / 交通行動分析 / 公共交通
研究概要

本研究課題では, 利用者のニーズに応じて適切な公共交通機関を割り当てるようなフレキシブルな統合型公共交通システムを次世代型の公共交通システムと位置づけその実現を目指す. ITS技術の活用を前提としスマートカードによる柔軟な料金徴収を前提に,戦略的な料金設定, マイレージサービスなどに代表される囲い込み, 交通機関の早期予約など多様な料金体系の実現可能性について検討を加える. さらに, 事前に乗客の移動需要が把握可能であることなどを前提とし, デマンド対応型交通システム(DRT)をはじめとする新しい公共交通システム並びにそれらと既存公共交通システムの融合可能性について考究する. 研究最終年度である本年度は次の検討を進めた.
1. シミュレーションモデルを活用した交通施策の特性比較と整理
アクティビティシミュレーションを用いて様々な交通形態におけるシミュレーションアウトプットを比較する. 個別のサービス形態あるいは料金体系, 囲い込み施策などの特性を明らかにするとともに, それらを融合させ運用することによってエージェントの行動にどのような変化が表れ, そして最終的にどのような効果が得られるかについて考察を加えた.
2. 様々な料金体系, サービス形態下の交通行動のモデル化
様々な料金体系およびサービス形態における交通行動のモデル化を試みる. アクティビティスケジューリングなどについても表現可能なモデル化を行うとともに, 料金体系や交通システムの不確実性, 定期券といった長期の料金体系の影響も考慮可能なモデル化を行った.
また, 国内外の学会において積極的に研究成果を報告し議論を深め, 今後の課題を明らかにすることで研究総括とした.

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 所要時間の不確実性を経路選択基準に考慮した乗客配分モデルの構築2008

    • 著者名/発表者名
      倉内文孝
    • 雑誌名

      土木学会論文集D 64(4)

      ページ: 531-541

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Multi-agent Simulation for Evaluating Demand Responsive Transport System2008

    • 著者名/発表者名
      倉内文孝
    • 雑誌名

      Proceedings of SCIS & ISIS 2008

      ページ: 768-773

    • 査読あり
  • [学会発表] Cost-efficiency of DRT system : result from the vehicle assignment modd considerina mode choice2009

    • 著者名/発表者名
      倉内文孝
    • 学会等名
      International Research Seminar
    • 発表場所
      Imperial College London(英国)
    • 年月日
      2009-03-11
  • [学会発表] 車両割り当てモデルを用いたDRTと路線バスの特性比較2009

    • 著者名/発表者名
      倉内文孝, 他1名
    • 学会等名
      土木学会関西支部平成20年度年次学術講演会
    • 発表場所
      Imperial College London(英国)
    • 年月日
      2009-03-11
  • [学会発表] マルチエージュニントシミュレータを用いたデマンド応答型交通システムの導入効果分析2009

    • 著者名/発表者名
      倉内文孝, 他1名
    • 学会等名
      土木学会中部支部平成20年度研究発表会
    • 発表場所
      名城大学
    • 年月日
      2009-03-03

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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