研究課題
若手研究(A)
ベトナム中南部地域に分布する登り梁ケオで屋根を支える伝統家屋の設計技術の特質を具体的に位置づけることを目的として,ハーナム省,TT-フエ省,クアンナム省の大工棟梁に縮尺1/5および実寸大の合計5棟の模型制作を依頼し,その制作に併行してその設計技術の聴取と分析を行った.結果としてベトナム北部と中南部に設計技術上の著しい相異があることを大工道具や屋根勾配の制御方法などを以て具体的に指摘した.併せて伝統的な設計施工技術に関して写真や映像等による記録を確保した.
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日本建築学会計画系論文集 第638号
ページ: 945-954