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2006 年度 実績報告書

液滴ラジエータにおける作動流体循環の自動化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18686068
研究機関北海道大学

研究代表者

戸谷 剛  北海道大学, 大学院工学研究科, 助教授 (00301937)

キーワード液滴ラジエータ / 作動流体の循環 / 自動化 / 圧力損失 / 液滴生成器 / 液滴回収器 / ベローズ式油圧レギュレータ
研究概要

本研究の目的は,1.液滴ラジエータにおける作動流体の循環メカニズムを解明すること,2.作動流体の循環量の変化を自動的に制御することである。本年度は,交付申請書に記載した研究実施計画の通り,1.を行った。
作動流体循環用実験装置と作動流体の循環モデルを組み込んだシミュレーションプログラムを作成し,循環流量が変化する場合について,実験とシミュレーションを行い,流量の比較を行った。作動流体循環用実験装置は,液滴生成器,液滴回収器,ギアポンプ,ベローズ式圧力レギュレータ,フィルタ等から構成されている。内部の作動流体量が変化する液滴回収器とベローズ式圧力レギュレータの間に流量計が取り付けられている(液滴回収器-ベローズ式圧力レギュレータ間に1台,ベローズ式圧力レギュレータ-液滴回収器間に1台)。シミュレーションプログラムは,液滴生成器を各種圧力損失を考慮したベルヌーイの定理で,液滴回収器を各種圧力損失とポンプ能力を考慮したベルヌーイの定理で,ベローズ式圧力レギュレータをベローズのバネの性質を考慮した力の釣り合いの式でモデル化することで作成された。
循環流量を100mlから130ml(流量を増やした場合),130mlから100ml(流量を減らした場合)に変化させた場合の両者とも,実験とシミュレーションの結果は良い一致を示した。このことから液滴ラジエータにおける作動流体の循環メカニズムを解明するとともに,循環メカニズムのモデル化に成功した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Numerical and experimental studies on circulation of working fluid in liquid droplet radiator2006

    • 著者名/発表者名
      Tsuyoshi Totani
    • 雑誌名

      Acta Astronautica 59

      ページ: 192-199

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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