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2007 年度 実績報告書

平面グラフの凸描画アルゴリズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18700003
研究機関福島大学

研究代表者

三浦 一之  福島大学, 共生システム理工学類, 准教授 (80333871)

キーワード平面グラフ / 描画 / アルゴリズム / 凸描画 / 矩形勢力描画
研究概要

平面グラフGの描画で,各点が整数格子の格子点上に配置され,各辺が互いに交差しない直線分として描かれ,各面が全て凸多角形で描かれる描画をGの格子凸描画という.Gの点数をnとしよう.本研究において,内部3連結平面グラフGの分解木に葉がちょうど4個あるならば,Gを大きさ2_n×n^2の整数格子内に格子凸描画できることを証明するとともに,そのような描画を求める線形時間アルゴリズムを与えた.以上の結果を学術雑誌に投稿した.
更に凸描画以外の描画法についても研究を行った.
平面グラフGの描画で,Gの各点が整数座標を持ち,Gの各辺が互いに交差しない直線分として描かれるものをGの格子直線描画という.Gの格子直線描画で,Gの任意の辺の両端点により定義される軸平行な長方形の内部にGの点が含まれないものをGの矩形勢力描画という.矩形勢力描画で長方形の周上に点の存在を許すものを開矩形勢力描画という,本研究において,任意の平面グラフが開矩形勢力描画を持つための必要十分条件を与えるとともに,Gがその条件を満足するときGを(n-1)×(n-1)の整数格子上に多項式時間で開矩形勢力描画するアルゴリズムを与えた.以上の結果を学術雑誌に投稿した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Open rectangle-of-influence drawings of inner triangulated plane graphs

    • 著者名/発表者名
      Kazuyuki, Miura, Tetsuya, Matsuno, Takao, Nishizeki
    • 雑誌名

      Discrete & Computational Geometry (採録決定)

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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