本年度の研究は 1. (年度通期)昨年度までに構成された符号を中心に、「符号長」、「符号化率」、「プロック誤り」、「符号化のしやすさ」、「復号のしやすさ」の視点で解析する。 2. (年度後半)高い誤り訂正能力をもつ符号のパラメータを、インターネット等を通じて公開する。昨年度も同様に情報公開しているが、情報の鮮度をあげるため今年度も必要である。 以上を軸に行った。 1. に関して、符号化の視点から考察し、本研究で構成した符号は準巡回と呼ばれる性質が非常に有効と確認できた。「復号のしやすさ」について、LDPC符号であることから、高速な復号が可能であることも認できた。ブロック誤りについては、これまで同様にシミュレーションで確認を行っている。「符号長」、「符号化率」に関して、新たな理論解析手法が編み出せる状況になっている。これは今後、引き続き研究が必要である。 2.に関して、昨年に引き続き、HPにて情報の公開を行っている。今後、パラメータの種類を増やすことを検討中である。
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