研究課題
平成18年度の本研究の業績は以下の通りである。1.動的な仕様を扱うためのプログラム自動生成理論の拡張等価変換理論の枠組みで、XML等を含む多様なデータ構造を記述できる表現を拡張論理式と呼ぶ。この表現は、一階述語論理式を包含する。アプリケーションのロジック部を記述する拡張論理式の集合と動的なデータ部の拡張論理式の集合を一般的に捉えるための理論の構築を試みた。また、この理論をもとに、これまで静的な仕様だけを対象としていたプログラム自動生成の理論を、動的な仕様にも適用出来るように拡張を試みた。これらの成果として、手続き的には、仕様が変更される毎にプログラム生成をおこなえば既存の理論をそのまま動的な仕様に適用できることがわかった。しかし、プログラムの自動生成はコストが高いため、適切な頻度と範囲で行うための方法論が必要であり、次年度の課題として残った。2.拡張した理論に基づいた実験用自動生成システムの構築1と並行して実験用自動生成システムを構築した。実験用のWebサイトを構築し、その上でCGIとしてルール生成システムを稼動させた。このシステムを用いて実験を行い、既存のルール生成の理論で原理的には目的の最適化は可能であることを確認した。しかし、実用面では、どれくらいの頻度で、システムのどの部分をどこまで最適化するかを動的に決定する必要があることがわかった。これらの技術は1の課題と密接に関係している。次年度は、1の課題の理論に基づき実装を行うことになる。3.独自の言語処理系の拡張本研究では、等価変換理論に基づく問題解決を理論的基礎においているので、その理論に基づく言語処理系を独自に開発し、システム開発に利用している。この処理系にWebサービス対応のための機能とプログラム自動生成を言語レベルでサポートするためのビルトインを追加した。
すべて 2006
すべて 雑誌論文 (5件)
WSEAS Transactions on Information Science and Applications Issue 7, Volume 3
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