研究概要 |
平成19年度は以下のことを行った。 スケジューリグのためのデータ横造の検討と考案 P2Pシステムではハッシュ表や達結リストといったデータ構造の実現方式は知られているが それぞれDHT,Skip Graphなど,プロセススケジューリングでよく用いられるキュー(FIF0)の実現方式は知られていない。このため,P2Pでキュ実現する方式を考案した。考案した方式はSkip Graphをベニスとし,テータの冗長性やキューとしての一貫性を考慮している。提案方式は情報処理学会第70回全国大会で発表し,学生奨励賞を受賞している プロトタイプ実装 P2P-OSのプロトタイプ実装を進めている,プロトタイプの開発ではベースとして大阪大学が開発レているPIAX(httP://www。piax。org)を利用した。実装はまだ途中ではあるが, 以下め機能を実現している。 ・プロセス実行ユーザがJavaで作成したプログラム(jar形式)をプロセスとして実行する機能。 ・プロセス移送機能:プロセス実行中に(コンテクストを保存したまま)他のピアに移動する機能(go API)。 ・プロセス複製:プロセス実行中にコンテクストを複製し,複製を他のピアに配置する機能(fork API)。 ・RPC機能:プロセスから別のプロセスのプロセスIDを指定することでRPC通信する機能(実行しているピアは指定する必要はな恥い)。 Javaではプロセス移送機能をサポートしていないため,バイトコード変換を利用してContinuationを実現するライブラリJavaflowを利用している。
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