• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

複数ミーティング動画を対象としたメタデータ抽出とその戦略に応じた検索の実現

研究課題

研究課題/領域番号 18700098
研究機関駒澤大学

研究代表者

吉田 尚史  駒澤大学, グローバル・メディア・スタディーズ学部, 講師 (10338238)

キーワードメディア情報学 / データベース / メタデータ / マルチメディアデータ / 時空間 / 代数
研究概要

本研究の目的は,ミーティングを記録しためディアデータを対象として,抽象度の高いメタテータ抽出,および,付与されたメタデータを対象とした利用者の戦略に応じた高度な検索を,ソフトウエアトシテ実現し,コミュニティや社会の知的生産性を増大させる技術を実現することにある.
本研究の平成18年度における主要な成果は,次の2点にこまとめられる.第1に,物理的および電子的なオブジェクトの時間・空間・向きに関する振舞いを記述可能とした数学体系である時空間方向代数(Time-Space-Direction Algebra)を提案し.その実現を行った.第2に,この時空間方向代数を応用し,複数の異種情報システムのログを対象とした分析を行った.これにより,組織内活動の知識の保存および再活用が可能となると考えられる.すなわち,本研究の目的であるコミュニティや社会の知的生産性を増大させる技術の基礎を実現した.
具体的には,第1の成果について,物理的および電子的オブジェクトを対象としたデータ構造と演算芋群を設定ずることにより基本体系を構成した.さらに,ユビキタス環境のオブジェクト下の振舞いと,それに対応する高次のメタデータ記述の対をあらかじめ与えておくことにより,物理的・電子的なオブジェクトの低次のデータ集合を組織内活動の知識の保存および再活用を目的とした高次のメタデータとして抽出することに応用している.この内容を,国際会議において発表した.第2の成果について,この時空間方向代数の異種システム間ログ分析への応用について実現を行った.ユビキタス環境におけるオブジェクト(人など)の物理的移動と,異種φ情報システムが含まれた環境において,時空間方向代数を用いてそれらの両方を統一的に記述可能であることを示した.この内容を,国内学会において発表した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 時空間方向代数とその異種システム間ログ分析への応用2007

    • 著者名/発表者名
      吉田 尚史, 宮崎 淳
    • 雑誌名

      電子情報通信学会第18回データ工学ワークショップ/第5回日本データベース学会年次大会(DEWS2007) Mar.2007

      ページ: 6

  • [雑誌論文] A Novel Approach to Time-Space-Direction Algebra for Collaborative Work in Ubiquitous Environment2006

    • 著者名/発表者名
      Naofumi Yoshida, Jun Miyazaki
    • 雑誌名

      In proceedings of International Conference on Collaboration Technologies (CollabTech 2006) Jul. 2006

      ページ: 48-53

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi