研究概要 |
本年度の研究成果として,「分散型ネットワーク内仮想環境への仮想人間行動のモデル化概念の導入」のための設計,および「仮想人間の要求モデル・行動指針モデル・運動表現モデルの設計,および相互作用モジュールの設計」における検討および基礎設計を行った. 具体的には以下の2点について研究を遂行した. ・分散型ネットワーク内仮想環境への仮想人間行動のモデル化概念の導入 ・仮想人間の要求モデル・行動指針モデル・運動表現モデルの設計,および相互作用モジュールの設計と試作 まず,仮想環境構築に必要な基幹サーバの構築や,モジュール化された仮想人間の基盤部分を整備した.併せてモーションキャプチャシステムを用いて仮想人間の運動表現際に必要となるモーションデータを取得し,データベース化を行った.次に次年度本格的に実装する行動モデルに関して要求定義,実装手法等について検討し,仕様設計を行った.最後に定義された仮想人間の各種行動モデル間を効果的に制御するための相互作用モジュールの仕様を設計した. 以上の作業をもって19年度にむけた準備を整え,発生が予想される問題点や問題発生時の解決手法・改良手法にっいて事前に検討を行った. (以上の研究を行うにあたり,フレームワーク構築の際にサーバ用のPC部品の購入費用を支出し,また構築の際の謝金としての研究補助費を支出した.また研究調査および研究途上の成果について研究発表を行った為,旅費を支出した.)
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