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2006 年度 実績報告書

複雑曲面の精密かつ高速な可視化のためのモンテカルロ法に基づく並列モデルと点群生成

研究課題

研究課題/領域番号 18700104
研究機関足利工業大学

研究代表者

木村 彰徳  足利工業大学, 工学部, 講師 (60373099)

キーワードアルゴリズム / 並列処理 / コンピュータグラフィックス
研究概要

密度分割による並列アルゴリズムでは、一様性の向上が重要であり、そのための一様性評価方法について検討を行っているがまだその方法が固まっていないため、次年度も引き続き検討を続ける。次に、拡張アンサンブル法について1つの実装を行い動作確認までは行ったが、複数の実装を行うところまでできず、そのため比較評価をすることができていない。次に、多重解像度の点群生成に関する開発は、PCクラスタで動作するソフトウェアのプロトタイプの実装を行い、動作確認を行った。今後、解像度の決め方やロードバランスを考慮した実装が必要となる。そのために、論文や研究会などでの調査を含め検討をしていく。
パーソナルコンピュータおよびその他周辺機器を購入し、PCクラスタシステムの構築を行った。合計16CPUのシステムで、十分ではないが、並列アルゴリズムの評価に必要最小限のシステムとすることができた。並列アルゴリズムの実装に用いるMPI(Message Passing Interface)ライブラリでの動作確認を行い、PCクラスタとしての運用している。ソフトウェア開発はこのPCクラスタのLinuxおよびMacOSXで行い、これら2種類のブラットフオームで動作するものを公開する予定である。
最後に、「Stochastic visualization of intersection curves of implicit surfaces」のタイトルのジャーナル論文が受理された。この論文は、本研究の基礎となる確率過程サンプリング法を用いた複数の陰関数曲画が接触部分する部分の曲線の検出を述べたものである。本研究の密度分割による並列アルゴリズムを用いてより高速な処理を行うことが期待できる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Stochastic visualization of intersection curves of implicit surfaces2007

    • 著者名/発表者名
      Y.Jo, M.Oka, A.Kimura, K.Hasegawa, A.Saitoh, S.Nakata, S.Tanaka
    • 雑誌名

      Computers & Graphics Vol.31, 2

      ページ: 230-242

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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