研究概要 |
画像全体のシーン情報は文脈情報として利用できる. そこで, シーン識別を行うための多重解像度方向ヒストグラム特徴を提案し, 従来法よりも高精度なシーン識別ができることを確認した. この成果をMIRU2008及びICVS2008にて発表した. また, 画像から抽出した文脈情報を基に画像中の対象の位置推定を行う方法を研究も行い, その成果をFIT2008及び電気学会論文誌Cで発表した. また, 昨年度に引き続いてカテゴリ識別の研究も行い, その成果をFIT2008にて発表した. さらに, 局所特徴に基づく認識法や局所特徴と大局特徴を統合した認識法を提案し, それぞれの研究成果をImage and Vision Computing誌とPattern Recognition誌上で発表した. これを発展させて双方向情報処理を導入し, 動的な見えの変動がある動画像からの適応的な認識を実現した. この成果をPattern Recognition誌上で発表した. これらの研究を通して文脈情報や双方向情報処理の有効性を確認した.
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