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2007 年度 実績報告書

現在の視線映像をクエリとしたライフログの段階的検索と呈示

研究課題

研究課題/領域番号 18700185
研究機関公立はこだて未来大学

研究代表者

戸田 真志  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (40336417)

キーワードウェアラブルカメラ / DPマッチング / 冗長性 / 履歴 / Web再検索 / 遊びの履歴 / イベントシーケンス / ライフログ
研究概要

本研究では、自身の現在の行動をキーとしながら、過去の行動記録を段階的に検索し、呈示する仕組みを検討している。具体的には、行動記録を一連の動作(イベント)に分解し、過去の行動シーケンスと現在の行動シーケンスを比較しながら、必要とされる行動記録を実時間で検索し、呈示することを試みる。映像データとしては、被験者の頭部に装着した超小型カメラからの映像を扱う。本年度の研究成果は以下の2点に集約される。
1.現在のイベントシーケンスを利用した過去のイベントシーケンスの検索
昨年度は、過去の映像記録をイベントシーケンスとして格納する仕組みを実現している。そこで、本年度は、現在の映像記録から、過去と同様の手法でイベントシーケンスを作成し、過去のイベントシーケンスとのマッチングを行うアルゴリズムを開発した。過去と現在のイベントシーケンスを比べると、同じような行動でありながら、イベントの欠落や軽微な順序変化などが認められる。そこで、それらを冗長に扱うためにDPマッチングをベースとしたマッチングアルゴリズムを開発・実装した。
2.ライフログ映像以外への本手法の適用
1で開発したアルゴリズムの有効性の検証を効率的に行うために、ライフログ映像以外の対象にも開発手法を適用してみた。具体的には以下の2つの事例について適用を試みた。
・Web再検索を目的として、Webの探索行動の記録と検索
・絵本遊びのリフレクションを目的として、絵本遊び履歴の記録と検索

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Web Refinding Support Based on Process Recollective Activity2007

    • 著者名/発表者名
      Masashi Toda, Ippei Nishimoto
    • 雑誌名

      Proc. Of 12th International Conference on Human-Computer Interaction (HCI International 2007) (LNCS 4550)

      ページ: 1153-1157

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Design and Contruction of Dynamic Picture Book Using Conductive Fabric2007

    • 著者名/発表者名
      Masashi Toda, Akiko Saito, Ikuko Gyobu, Jun-ichi Nanakoji, Jun ichi Akita, and Kunio Iwata
    • 雑誌名

      Proc. Of ED-MEDIA 2008

      ページ: 3790-3794

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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