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2008 年度 実績報告書

確率的情報処理に基づく医用画像再構成アルゴリズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18700223
研究機関電気通信大学

研究代表者

庄野 逸  電気通信大学, 電気通信学部, 准教授 (50263231)

キーワード統計力学的アプローチ / ニューラルネット / 医療画像 / ベイズ推定
研究概要

医療をターゲットとして, 高精度な診療予測を行うためには, 高精細な撮像デバイスを用いることが好ましいが, 高精細化を進めた場合, デバイスのS/N比から考えると体への侵襲度が高くなるというトレードオフが存在する. そのためには侵襲が低い撮像デバイスを用いて, 画像を再構成する必要がある. そのような高精細な画像を用いて医療診断支援を行う場合には, 高次元の情報空間から情報を抽出する必要があるため, 本年度はアプリケーションよりのアプローチを行い, 様々な認識を行うようなシステムを用いて認識評価を行った. 画像の一部を切り出すセグメンテーション問題や, 画像に撮像されている腫瘤や陰影から, 病態の推定を行うエンジンの開発を行い一定の成果を上げたと考えられる. 特に病態の推定には, ガボールフィルタのようなローカルフィルタと, その出力値を非線形処理して得られる一種のコンボリューションネットのような構造を導入し, その開発エンジンに当てている. このコンボリューションネットのような多層方式の非線形ニューラルネットワークは人の行っている情報処理との関連性から今後の発展にも期待ができる分野であり, 医学と工学の融合分野として発展していくことが期待出来ると考えられる.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] レジストレーション法を用いた胸水貯留を有するCT画像からの肺野領域の抽出2008

    • 著者名/発表者名
      角森昭教, 庄野逸, 木戸尚治
    • 雑誌名

      日本医用画像工学会論文誌 26(5)

      ページ: 338-346

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 胸部CT画像を用いたびまん性肺疾患画像解析のための2次元と3次元特徴の解析2008

    • 著者名/発表者名
      菅田良博, 木戸尚治, 庄野逸
    • 雑誌名

      医用画像情報学会電子ジャーナル 25(2)

      ページ: 44-47

    • 査読あり
  • [学会発表] Classification of patterns for diffuse lung disease in thoracic CT images by AdaBoost algorithm2009

    • 著者名/発表者名
      M. Kuwahara, S. Kido, and H. Shouno
    • 学会等名
      Medical Imaging 2009 : Computer-Aided Diagnosis
    • 発表場所
      Lake Buena Vista, Fl.,USA
    • 年月日
      2009-02-10

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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