• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

対話型進化計算と個人特性学習機能によるユーザ適応型ヘルプに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18700225
研究機関東京工科大学

研究代表者

岩下 志乃  東京工科大学, コンピュータサイエンス学部, 講師 (00360503)

キーワードソフトコンピューティング / 支援システム / 感性情報処理 / ユーザモデル
研究概要

本研究は,コンピュータを利用する様々な場面で,ユーザの状況や特性に応じて,ユーザの手助けをする適応型ヘルプの実現を目標としている.その中で,平成18年度は,ユーザ特性に合った提案を行うための目標決定と,個人特性の構造化を目標とした.ユーザがワープロ作業を行っている状況において,ユーザの嗜好に関する特性に合わせた提案を行う手法について検討した.
ユーザの好みを対話型進化計算によって求める際に,ニューラルネットワークの学習を取り入れることでユーザの負担を軽くすることを試みた.その際,学習過程において同じような解ばかりになる問題点が発生した.そこで,クラスタリングによる解候補の絞込みを行い,解候補とその他の解を親候補として更に進化を進める手法と,解候補の特徴を言葉で説明し,ユーザに再度評価を求める方法について検討し,仕様を確定した.
ユーザとインストラクターの対話コーパスを分析した,ユーザの質問とインストラクターの回答の対話パターンを抽出し,対話プランをモデル化することを試みた.ユーザの質問に対してインストラクターは単に答えるだけでなく,質問におけるあいまいな部分を明らかにするための質問を行うことが多く,単純に質問/応答を行うだけでは不十分であることが分かった.そこで,質問におけるあいまいな部分を抽出し,あいまい性を解消するための質問を作成する方法について検討した.また,質問中の質問が終了した場合には,すみやかに前の質問に戻るために,質問の履歴を管理する手法について検討した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Smart Help for Novice Users Based on Application Software Manuals2006

    • 著者名/発表者名
      Shino Iwashita, Noriko Ito, Ichiro Kobayashi, Toru Sugimoto, Michio Sugeno
    • 雑誌名

      Journal of Advanced Computational Intelligence and Intelligent Informatics 10(6)

      ページ: 811-820

  • [雑誌論文] A Smart Help System Based on Application Software Manuals and Its Evaluation2006

    • 著者名/発表者名
      Shino Iwashita, Noriko Ito, Ichiro Kobayashi, Toru Sugimoto, Michio Sugeno
    • 雑誌名

      Proc. of Joint 3rd International Conference on Soft Computing and Intelligent Systems and 7th International Symposium on advanced Intelligent Systems (SCIS&ISIS2006)

      ページ: 1737-1742

  • [雑誌論文] Interactive Evolutionary Computation with Evaluation Characteristics of Multi-IEC Users2006

    • 著者名/発表者名
      Shinya Henmi, Hideyuki Takagi, Shino Iwashita
    • 雑誌名

      Proc. of 2006 IEEE International Conference on Systems, Man, and Cybernetics (SMC 2006)

      ページ: 3475-3480

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi