• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

物体認識における視覚・運動系の相互作用に関する認知科学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18700255
研究機関京都大学

研究代表者

笹岡 貴史  京都大学, 情報学研究科, 助教 (60367456)

キーワード認知科学 / 三次元物体認知 / MEG / 心的回転 / 頭頂間溝
研究概要

Sasaoka, et. al.(2005)によって示された能動的観察による物体認識の促進効果が,単に能動性によるものか,実際手を用いて運動することによるものかを検証するため,物体を能動的に回転させる際に,物体と手の回転方向が一致している条件と不一致な条件で後の物体認識課題の成績を比較した.その結果,前者の条件で物体認識課題において成績の促進が大きいことが示された.また,物体と手の回転方向が一致している条件での促進効果は,能動性による効果と手を実際に回転させる効果の線形和で説明できる可能性が示唆された.また,MEGによって,角度差を持って経時呈示される2つの物体を比較照合しキー押しで判断を行う条件と,物体画像をスクランブルした画像を呈示して単にキー押しを行わせる条件間での脳活動の比較を行った.その結果,左IPSやSPLといった後部頭頂葉の部位が前者の条件で特異的に活動することが示唆された.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 物体認識における能動的運動の寄与とその学習効果(2)〜回転軸および回転角度の効果についての検討〜2007

    • 著者名/発表者名
      笹岡青史, 河原哲夫
    • 学会等名
      日本心理学会
    • 発表場所
      東洋大学
    • 年月日
      2007-09-19
  • [学会発表] 能動的観察による視点変換規則獲得に関わる脳活動2007

    • 著者名/発表者名
      笹岡青史, 河原哲夫
    • 学会等名
      日本認知心理学会
    • 発表場所
      京都大学
    • 年月日
      2007-05-26

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi