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2008 年度 実績報告書

組分け型ブロック計画の構造分類と関連計画の工学的応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18700276
研究機関東邦大学

研究代表者

足立 智子  東邦大学, 理学部, 准教授 (40366505)

キーワードブロック計画 / ディスク・アレイ / RSA分散復号
研究概要

実験計画法で用いられるブロック計画(block design)は、その組合せ構造や解析についてさまざまな研究がなされており、ディスク・アレイや暗号などの工学系分野にその応用が広がっている。
RAID(Redundant Arrays of Independent Disks)は、処理速度と安全性を高める技術であり、ディスクの読み込み・書き込みを複数のディスクで並列に行うことにより処理速度を高め、記憶すべきデータを格納したinformation diskの他にディスクの破損箇所の発見・修復のためのcheck diskと呼ばれる冗長性を持たせたディスクを用いることによって安全性を高めている。安全性を高めるためといってcheck diskを多くすると追加のコストが増えるので、安全性と追加コストのバランスを考えることが重要になってくる。本年度は、RAID6でのDataとParityの配置について研究を行った。
RSA暗号は、Rivest, Shamir, Adlemanにより1978年に考案された素因数分解の困難性に基づく公開鍵暗号であり、通信を行う際に一つのメッセージに注目すると、一人の送信者に対して受信者も一人となる。しかし、必ずしも一人対一人とは限らず、受信者が複数いる場合も存在する。その場合、鍵を分散させて復号化を行う必要がある。RSA分散復号とは、そのような分散復号環境においてRSA暗号を実現する方法である。本年度は、関連計画のRSA分散復号への応用についても研究を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 完全二部グラフを用いたRAID6でのDataとParityの配置2008

    • 著者名/発表者名
      足立智子, 杉浦智吉
    • 雑誌名

      代数、言語のアルゴリズムと計算理論, 京都大学数理解析研究所講究録 1604

      ページ: 19-30

  • [学会発表] Methods for placing data and parity in disk arrays using complete bipartite aranhs2009

    • 著者名/発表者名
      Tomoko Adachi
    • 学会等名
      The 40th Southeastern International Conference on Combinatorics, Graph Theory and Computing
    • 発表場所
      Florida Atlantic University, Boca Raton, USA
    • 年月日
      20090302-06
  • [学会発表] RSA分散復号2009

    • 著者名/発表者名
      光野敏治・足立智子
    • 学会等名
      研究集会「代数系アルゴリズムと言語および計算理論」
    • 発表場所
      京都大学数理解析研究所
    • 年月日
      20090200

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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