• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

新規糖尿病モデルSDTラットの分子遺伝学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 18700398
研究機関神戸大学

研究代表者

横井 伯英  神戸大学, 大学院医学系研究科, 科学技術研究員 (70311610)

キーワード糖尿病 / 遺伝子 / 遺伝学 / 免疫学
研究概要

これまで研究代表者らは非肥満性糖尿病の新たな動物モデルであるSpontaneously Diabetic Torii(SDT)ラットと正常系統であるBNラットの交配から作出した戻し交雑仔を用いて糖負荷試験時の耐糖能を指標に遺伝学的解析を行い、ラット第1、2およびX染色体に耐糖能関達遺伝子座(Gisdt1-3)をマップした。本研究では、 SDTラットにおける糖尿病の原因遺伝子を同定することを目標としている。
今年度は下記の項目について研究を実施した。
(1)耐糖能関連遺伝子座についてのコンジェニック系統の作出
ラット第1および第2染色体上に存在する耐糖能関連遺伝子座(Gisdt1,2)の領域を絞り込み、それらの病態生理的役割を解明するため、戻し交配によりSDTラットの遺伝的背景にBNラット由来の各耐糖能関連遺伝子座を組み込んだコンジェニックラットの作製を開始した。また、その逆にBNラットの遺伝的背景にSDTラット由来の各耐糖能関連遺伝子座を組み込んだコンジェニックラットの作製を開始した。現在、それぞれN4からN5世代に達している。
(2)マイクロアレイ解析と位置的候補遺伝子アプローチを組み合わせた侯補遺伝子解析
生後4週齢のSDT、BNおよび(BN X SDT)F1ラットの購臓からRNAを抽出し、マイクロアレイを用いて遺伝子発現解析を行った。マイクロアレイ解析において発現量に相違が認められ、かっラット第1および第2染色体上の耐糖能関連遺伝子座に位置する複数の遺伝子を抽出した。現在、これらの遺伝子についてリアルタイムPCR法による発現量の定量的解析およびシーケンス解析による遺伝子変異の検索を行っている。

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi