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2006 年度 実績報告書

角膜変形のダイナミックセンシング

研究課題

研究課題/領域番号 18700412
研究機関広島大学

研究代表者

栗田 雄一  広島大学, 大学院工学研究科, 特任教員 (80403591)

キーワード眼剛性 / 眼圧(IOP) / 緑内障 / 核膜変形モデル
研究概要

本年度は,接触方式の角膜変形の計測システムを構築し,準静的な印加力が加わったときの眼剛性を計測することを目的として以下の通り実施した.
(1)・安全性が保証された市販の接触方式眼圧計およびカメラから構成される角膜変形の計測システムを構築した.接触方式眼圧計はプローブを直接角膜に押し当てる方式を採用しているため,角膜の凹状変形が起こらず粘性や慣性の影響を受けにくい準静的な条件で剛性を計測することができる.
(2)計測システムを制御するプログラムおよび計測データの解析プログラムを製作した.
(3)内圧を持つ半球を想定した解析モデルを構築し,内圧と剛性の関係を定式化することで,剛性の理想値を算出できるようにした.
(4)広島大学病院の協力を得て,被験者11名に対して構築したシステムを用いて眼剛性の計測を行い,結果が解析モデルによる理想値と定性的に7致することを確認した.
以上の結果を踏まえ,最終年度となる来年度は,講築システムの精度検証,接触方式の・利点を活かした接触面積の同時計測,さらなる被験者に対する実験を行い,角膜変形異常の判別が行えるシステムの構築をすすめたい.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Contact Probe Based Stiffness Sensing of Human Eye2006

    • 著者名/発表者名
      Y.Kurita
    • 雑誌名

      Proc. of the IEEE International Conference on Robotics and Automation

      ページ: 2972-2977

  • [雑誌論文] Eye Stiffness Measurement by Probe Contact Method2006

    • 著者名/発表者名
      Y.Kurita
    • 雑誌名

      Proc. of IEEE Engineering In Medicine and Biology Annual Conference

      ページ: 2312-2315

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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