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2006 年度 実績報告書

脳神経外科医による臨床データマイニングのための手書き入力インタフェースの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18700442
研究機関岩手医科大学

研究代表者

藤原 俊朗  岩手医科大学, 医学部, ポストドクター (60405842)

キーワードヒューマンインタフェース / ボリュームデータ / MRI / 脳神経外科 / データマイニング
研究概要

平成18年度は,まず本研究においてデータマイニングの対象としている医用画像データ(SPGR,3DTOF,拡散強調画像)取得ための症例撮像を行った,特に,大脳白質神経線維走行の描出が可能な拡散テンソル画像の新たな撮像法の最適化を行った.撮像数は目標のボランティア10例,症例50症例を達成した.また,インタフェースについては,プロトタイプを用いて脳神経外科臨床医10名による実験を行った.具体的には,コンピュータ画面上におけるインタフェースの操作性に関する意見聴取を目的に,SPGRから作成したフィルム(水平断,冠状断,矢状断の3方向)と,水平断,冠状断,矢状断,3D表示の4画面がリアルタイムに連動して表示可能なプロトタイプインタフェースの2種類を用いて,中心溝の3次元構造把握に関する実験を行った.その結果,脳神経外科医は,2次元画像から3次元表示上の位置を想像することを支援するインタフェースを求めていることが明らかになった.さらに,平成18年度は医療用の標準的なフォーマットであるDICOM入力および表示可能なシステムプロトタイプを作成した.
平成19年度は,本研究の目標としているセグメンテーション用マスク画像作成支援インタフェースのアルゴリズム部分の実装を行う.また,平成18年度に取得したデータ解析を行い,ボランティアと症例データでセグメンテーション結果がどのように異なるのか,また他のシステムにおいて行われている作業に比べ,時間短縮可能なのかどうかなど有用性について検証を行うことを予定している.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] MRIの最近の撮像法とその意義2006

    • 著者名/発表者名
      佐々木真理
    • 雑誌名

      Clinical Neuroscience 24

      ページ: 4

  • [雑誌論文] 3 Tesla MRIによる脳神経画像診断の新しい展開2006

    • 著者名/発表者名
      佐々木真理
    • 雑誌名

      映像情報メディカル 増刊号 Vol.38, No.14

      ページ: 4

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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