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2007 年度 実績報告書

ジュニアスポーツにおける親と子の相互関係パターンの検討

研究課題

研究課題/領域番号 18700503
研究機関奈良産業大学

研究代表者

武田 大輔  奈良産業大学, 教育学術研究センター, 講師 (10375470)

キーワードジュニアスポーツ / 親子関係 / 心理的発達 / 臨床スポーツ心理学 / 事例
研究概要

本研究課題を達成するために,次の二つの下位検討課題を設定した.検討課題1:子どものスポーツにおける親と子の相互関係パターンを"メッセージ"という視点から同定し,スポーツ活動における親子関係診断尺度の作成及び尺度を用いた調査を試みる.検討課題2:青年・成人競技者の回顧的資料及び青年・成人競技者の心理臨床事例から,親と子の相互関係パターンが,選手の競技を通した心理的発達(人格の発達)にどのように作用してきたかを力動的に捉え検討する.
検討課題1については,尺度作成後,予備調査を行った時点で,尺度の再構成が必要となった.そのため尺度作成に重点を置き,20年度に他の変数を含めた調査を行うことにした.検討課題2については,心理臨床による実践及びインタビュー調査により資料収集を行った.心理臨床事例においては,クローズドの検討会で発表し,親子の関わりによる対象者の心理的発達を力動的に捉えることの可能性を示唆できた.また,インタビュー調査もクローズドの検討会で発表し,選手のスポーツを中心とした生活への親の関わりが,彼らの心理的発達に大きな影響を与えていることが示唆された.特に,親の影,父性・母性,個性化のテーマといった心理力動的視点からの考察を行った.これについては,近年中に学術論文として発表できると思われる.
次年度は,事例を中心とした調査を重ねることと,それらを成果発表することが課題となった.

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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