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2006 年度 実績報告書

スポーツ参加の機会均等に関するジェンダー側面からの研究

研究課題

研究課題/領域番号 18700516
研究機関関東学院大学

研究代表者

岡田 桂  関東学院大学, 文学部, 講師 (90386657)

キーワードスポーツ / 身体 / 男性性
研究概要

本年度は、研究実施計画に基づき、主に英語圏における先行研究の調査・収集を行った。また、当該研究分野(スポーツと男性ジェンダー、およびスポーツとセクシュアリティ)に関して研究を行っている研究者・研究機関を訪問し、これまでの研究動向および今後の自分の研究計画に関して精査した。訪問研究機関は、バーミンガム大学ならびにチェラロンコーン大学の2校とした。
特に、イギリスを訪問して行った資料収集では、これまで日本では取り上げられて来なかった分野(おもに19世紀における労働者階級のスポーツ・身体活動実践)に関する重要な資料を入手することができた。現在、収集した調査資料および文献を中心に分析を行っているが、本研究のテーマである「スポーツと男性性」との近代における結びつきの経緯を跡づける上で貴重な情報となるはずである。
また、これらと並行して、かつて行った予備研究でのインフォーマントと連絡を取り、現在のスポーツ実践状況について確認した。併せて、必要な際にはあらためて調査に協力してもらえる旨了解をとった。
現在、これまで行ってきた分析と新たな資料によって得られた知見をもとに、発表のための準備を進めており、次年度は可能な限り研究のフィールドとなっている英語圏において、学会発表を行うことを計画している。また、先行研究のレヴューを中心として、本年度の前半までに終えた分析内容をもとに、スポーツとジェンダー・セクシュアリティの現状に関する論考を書籍の1章として執筆した。また、身体とジェンダーのイメージに関して雑誌の文章としてまとめた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] "見かけ倒し"の美学 : 現代美術・スポーツ・空っぽの身体2006

    • 著者名/発表者名
      岡田 桂
    • 雑誌名

      鍼灸OSAKA、森ノ宮医療学園出版部 Vo1.24 No.5

      ページ: 80-84

  • [図書] 『現代スポーツのパースペクティヴ』、「スポーツ文化と男性性の理想 : 消されたオリンピック」(菊・清水他編)2006

    • 著者名/発表者名
      岡田 桂(共著)
    • 総ページ数
      367
    • 出版者
      大修館書店

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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