研究概要 |
本年度は昨年度に引き続き健康生活習慣に関するデータを収集した。国内では1300名以上の同一フォーマットによる調査データを得ることができた。さらに,若干調査フォーマットは異なるが食育に関する調査の中で,ほぼ共通領域の調査項目により約1700名のデータを得た.加えて,今年度は海外(アジア)においても同一の調査を実施する機会を得,約2700名のデータを得た.こちらのデータに関しては,学年間比較分析を行い,学会にて発表を行った. 昨年度までに収集されたデータおよび生活習慣改善方策の実践結果は論文(発育発達研究vol.37)として発表した.報告した内容は本研究課題において評価指標の妥当性検証の際に実践を考えていた手法の妥当性を示すものであった.論文として発表したことにより,手法の妥当性を事前に示すことができた.今後,実践をさらに進めていく. 最後に,生活習慣の自己管理能力指標の作成アルゴリズムについてであるが,これに関しては別のデータを用いて指標作成およびテスト化のアルゴリズム作成とその確認を完了した(論文執筆中).不足部分のデータを収集し充実させた後に本研究課題における最終目標である自己管理能力テストとして完成させる予定である.研究課題の期間は平成19年度で終了するが残った課題に関しては継続して実行し完成後,論文として公表する.
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