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2006 年度 実績報告書

古生物学の系統分岐分析に基づく3次元ネットワーク型展示システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18700637
研究機関独立行政法人情報通信研究機構

研究代表者

稲葉 利江子  独立行政法人情報通信研究機構, 第二研究部門知識創成コミュニケーション研究センター自然言語グループ, 専攻研究員 (90370098)

キーワード古生物学 / 博物館 / ミクストリアリティ
研究概要

恐竜の系統進化説に基づいた解説を行った上で,来館者が「恐竜博士」になり,恐竜の皮膚の推定を行い,3次元塗り絵により再現し,複合現実感技術を用い実際の骨格標本上に実物大で各個人が推定した皮膚をオーバーラップさせる展示システムを実現することを目的としている.
今年度,本研究では3次元塗り絵ツールを開発した.塗り絵ツールの対象は,ステゴサウルスとエウオプロケファルスの2種である.
また,本塗り絵ツールは子どもたちが容易に使える配慮をユーザビリティの観点から検討を行っている.例えばログイン時のパスワードを数字ではなく,絵文字を組み合わせたパスワードとした.絵文字については,子どもたちがどのように絵文字を利用するかの研究も加えた[1].
さらに,塗り絵ツールの機能として,現在存在する恐竜の子孫といわれている爬虫類・鳥類などのパターン情報のデータベースも作成できるようになっている.また,子どもたちが動物園などで撮影した動物の写真の皮膚を取り込めるmysight機能も有している.
来年度は国立科学博物館にて,子どもたちが本ツールで恐竜の皮膚を推定後,複合現実感技術を角い,実物のステゴサウルスとエウオプロケファルスの骨格標本にオーバーラップさせる実証実験を行う予定である.
参考文献
[1]Rieko Inaba, Yumiko Mori, Toshiyuki Takasaki,"How do kids use pictogram?,"CSCW2006, Interactive Poster,2006.11.
[2]近藤智嗣,芝崎順司,有田寛之,真鍋真,稲葉利江子,"ミクストリアリティによる博物館展示システムの提案,"教育工学会論文誌,30巻-Suppl.号,45-48.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] How do kids use pictogram?2006

    • 著者名/発表者名
      Rieko Inaba
    • 雑誌名

      Conference on Computer Supported Cooperative Work, Conference Supplement

      ページ: 179-180

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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