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2006 年度 実績報告書

学校の情報安全確保のための体験参加型教員研修プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18700641
研究機関富山大学

研究代表者

高橋 純  富山大学, 人間発達科学部, 助教授 (10310757)

キーワード学校教育 / 情報安全教育 / 教員研修 / 情報モラル / 参加型研修 / 情報教育 / ICT教育
研究概要

1)児童生徒への指導内容を同定するためにインターネット等の活用状況の調査を行った.対象は,児童生徒145名とその保護者126名である.質問項目は,家庭でのパソコンの設置状況,子どものパソコンの利用状況,家庭内でのパソコン利用の指導状況などである.インターネット等の利用は,学校よりも家庭の方が長時間であり,教師の目が行き届く学校よりもむしろ家庭内の方が不適切な利用となる可能性が高いと考え,まずは家庭内での利用状況を対象とした.親子の意識の違いも検討できるように、保護者にも同じ質問をし、保護者が把握している子どもの実態の回答を得た。これらにより,児童生徒のインターネットの等の活用状況,とりわけ家庭での活用の実態を把握し,学校で指導すべき内容の検討を行った.
2)学校と家庭をつなぐネットモラル教育用eラーニングシステムの設計を行った.本システムは,1)Check,2)Learn,3)Actionの3つのフェーズを持つ.1)Checkでは,児童がチェックリストを用いてネットモラルの診断を行う.2)Learnでは,診断結果に応じてネットモラル教材コンテンツによって学習を進める。3)Actionでは,診断結果を児童と保護者が振り返り,アクションプランを作成する.また,診断結果とネットモラル教材コンテンツの学習履歴,アクションプランは,児童の学習カルテに書き込まれ,教師が学校での指導で活用することができる.
3)上記システム上で必要なネットモラル教材の開発の一部を行った.この教材は10つのカテゴリーに分けられた2,3分で学べる短いコンテンツである.また,指導に必要な教師用の指導書等のプロトタイプを開発した.これらの開発にあたっては現場教師の協力得ることによって,より実用的なものになるように配慮をした.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] e-Net Moral : An e-Learning System that Links School and Home for Teaching Internet Morality2006

    • 著者名/発表者名
      Tatsuya HORITA et al.
    • 雑誌名

      Proceedings of E-Learn2006, AACE

      ページ: 60-67

  • [図書] 私たちと情報2006

    • 著者名/発表者名
      堀田龍也ら
    • 総ページ数
      90
    • 出版者
      学習研究社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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