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2007 年度 実績報告書

視線情報を利用した技能継承手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18700645
研究機関神戸大学

研究代表者

長松 隆  神戸大学, 海事科学研究科, 助教 (80314251)

キーワード技能学習 / マルチメディア / 視線 / 訓練 / ビデオ教材
研究概要

本研究は、熟練者の視線情報を活用し、既存のビデオ教材などと比較してより有効な技能の継承を支援するシステムの設計と開発を行うことを目的としている。昨年度は、視線を利用することのできる新たな技能継承支援システムのプロトタイプの設計と開発、システムを利用した教材の作成を行った。今年度は、視線計測部の改良、教材の記述形式の改良、ロープワーク(ロープの結び方)を対象にした教材作成のためのデータ取りを行った。
視線計測部については、カメラを取り付けたヘッドセットのずれが問題になつていたので、ずれを計測するアルゴリズムについて検討を行った。
教材記述形式については、昨年度開発したシステムでは、教材に利用するアドバイス情報などをXMLで記述していた。しかし、特殊な形式であったため非常に分かりにくいものとなつていた。そこで、今年度は、記述形式の全面的な見直しを行った。まず、マルチメディアプレゼンテーション記述の標準であるSMILのサブセットを実装しマルチメディアコンテンツプレイヤーとした。それに対して、技能継承のための視線情報を利用できるように拡張を行うことにより、要求される機能を実現した。標準形式を利用することにより拡張性が向上した。
教材作成のためのデータ取りについては、ロープワーク(ロープの結び方)を対象とした教材を作成するためにデータ取りを行った。ロープとロープを結ぶ方法、棒にロープを結びつける方法など数種類の動画像を、航海士を対象に撮影した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] One-point Calibration Gaze Tracking Based on Eyeball Kinematics Using Stereo Cameras2008

    • 著者名/発表者名
      長松 隆
    • 学会等名
      Eye Tracking Research & Applications Symposium 2008
    • 発表場所
      サバンナ、アメリカ合衆国
    • 年月日
      2008-03-26
  • [学会発表] ステレオカメラを利用した1点キャリブレーションによる視線計測手法2008

    • 著者名/発表者名
      長松 隆
    • 学会等名
      情報処理学会第70回全国大会
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2008-03-14
  • [学会発表] Development of a Skill Acquisition Support System Using Expert's Eye Movement2007

    • 著者名/発表者名
      長松 隆
    • 学会等名
      HCL International 2007
    • 発表場所
      北京、中華人民共和国
    • 年月日
      2007-07-26
  • [学会発表] 視線を利用した技能継承視線システムにおけるマルチメディア拡張2007

    • 著者名/発表者名
      鎌原淳三
    • 学会等名
      電子情報通信学会 データ工学研究会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2007-06-28

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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