研究課題
本研究の目的は、ユビキタスコンピューティング環境での特に映像を中心としたマルチメディアを用いた学習支援環境のフレームワークをデザインし、実際にシステムを開発して実証的に評価を行うことである。具体的には、m-VCML(mobile Video-based Correction Markup Language)を用いた映像添削によるマルチメディア学習支援システムをPDAあるいは携帯電話といったモバイル端末上で構築して、実証的な学習を行うことを通して、その有効性を検証することである。映像添削とは、映像を用いてコミュニケーションを通した学習を支援する映像マルチメディア編集手法で、映像に対し紙面上で行う添削の概念を適用した編集手法である。本年度は以下の内容について研究した。(1)モバイル端末での教育のための表現効果や操作方法の確立のため、申請の映像添削サーバ上にプロトタイプを構築しつつ、モバイル端末上での映像添削の編集手法の確立をした。今後も継続して改良を進める。(2)モバイル端末でのコンテンツ品質についてテスト用のモバイル端末をそろえ、実際に教材コンテンツの圧縮や、記録・再生を行って検証を行いながら確認した。(3)モバイル端末でのコンテンツ配信について実機での検証を行いながらその配信手法の確立に向けてプロトタイプを構築している。本システムの普及についても視野に入れ、オープンな規格を用いてさまざまな機器に対応できるものとしている。
すべて 2007 2006
すべて 雑誌論文 (4件)
情報処理学会 研究報告(2007-CE-88) Vol.2007,No.12
ページ: 55-59
メディア教育研究 Vol.3,No.1
ページ: 117-123
情報コミュニケーション学会誌 Vol.2,No.1
ページ: 37-41
日本教育工学会 第22回全国大会講演論文集
ページ: 671-672