研究課題
本研究では、ユビキタスコンピューティング環境での特に映像を中心としたマルチメディアを用いた学習支援環境のフレームワークをデザインし、実際にシステムを開発して実証的に評価を行うことである。具体的には、m-VCML(mobile Video-based Correction Markup Language)を用いた映像添削によるマルチメディア学習支援システムをPDAあるいは携帯電話といったモバイル端末上で構築して、実証的な学習を行うことを通して、その有効性を検証することである。本年度は、以下の課題に取り組んだ。(1)評価について検討を行うとともに、これまで開発したプロトタイプを評価に利用できるように洗練化を進めた。具体的にはコンテンツ管理やコンテンツへのアノテーション機能、ユーザ管理の機能を実装した。(2)評価内容等を考慮しながらシステムの修正を進めた。そして、簡単なデモができるシステムを構築した。具体的にはタブレットPC上でコンテンツを再生し、動画や静止画、テキスト上にコンテンツを描くことが可能となるシステムを構築した。(3)開発システムの紹介や公開など広報について検討を行い、研究公開用ホームページの準備を進めた。(4)システム開発で確立した手法や技術をまとめながら、国内外の論文誌または関連する国際会議・研究会等への投稿を進めた。
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Proc. Of The 5th International Workshop on Mobile and Ubiquitous Learning Environments 2009 (MULE2009)
ページ: 11-15
http://act.nime.ac.jp/activedb/program/researcherhp.php?disp_user_id=81