• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

東アジアの循環型経済の構築と国際協力

研究課題

研究課題/領域番号 18710036
研究機関京都大学

研究代表者

森 晶寿  京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (30293814)

キーワード東アジア / 循環型経済 / 国際協力 / 中国 / タイ
研究概要

平成19年度の研究では,中国における調査を進めつつ,タイにおける調査を行った.
まず特定有害物質使用禁止指令への企業の対応に関しては,中国企業への聞き取り調査が困難であったことから,中国に進出している日系企業での対応を上海にて聞き取り調査を行った.この結果,2002年のいわゆるソニーショック以降,多くの日系企業が親会社の指導により中国現地法人及び中国に進出したサプライヤーに対応を強化したことが明らかになった.ただし,このプロセスの詳細や分析に関しては,さらに調査・検討を進める必要があることが明らかになった.
次に,産業間の副産物利用の促進に関しては,中国に関しては,貴陽市開燐生態工業園区の現地調査を行い,企業集団主導の副産物利用促進事業の実態に関する知見を深めた.またタイに関しては,生態工業園区設置の動向を工業省・工業団体公社及び生態工業団地やエコタウンの建設を計画している企業での聞き取り調査を行い,同時にドイツが行った生態工業団地建設への国際環境協力の成果と課題についても現地で聞き取り調査を行った.この結果,副産物利用を促進するには工業団地での企業立地政策及び企業誘致政策が不可欠であることが明らかになった.この知見に基づいて,和文及び英文での論文の作成に着手した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 中国の生態工業団地での副産物利用の進展と課題-蘇州工業団地と包頭アルミ業生態工業団地の事例研究-2008

    • 著者名/発表者名
      森 晶寿・孫頴
    • 雑誌名

      環境経済・政策学研究 1(2)

    • 査読あり
  • [学会発表] 中小企業の環境対策と環境政策:日本と東アジアの経験2007

    • 著者名/発表者名
      森 晶寿
    • 学会等名
      国際シンポジウム「アジアの競争力と中小企業」
    • 発表場所
      専修大学
    • 年月日
      2007-12-01
  • [学会発表] Eco-industrial Park Initiative in China: By-products Exchange in Baotou and Suzhow Demonstration Parks2007

    • 著者名/発表者名
      A. MORI
    • 学会等名
      International Workshop on Resource-Circulating Society in Asia〓 Development through a Harmonious Urban-Rural
    • 発表場所
      Furano Bunka Kaikan
    • 年月日
      2007-09-29

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi