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2006 年度 実績報告書

注意機能測定検査(CDCT)の標準化と現場適用に関する心理安全工学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 18710147
研究機関宮城学院女子大学

研究代表者

大橋 智樹  宮城学院女子大学, 学芸学部, 准教授 (00347915)

キーワードヒューマンエラー / 注意機能 / 検査開発 / 標準化 / エラー特性
研究概要

検査標準化<step-1>:一般成人に対するCDCT実施
CDCTの標準化を行うためには,年齢を5歳ずつ区分した上で,性別ごとに100サンプル程度のデーターを収集する必要がある。検査対象年齢を20歳〜60歳(現場作業・労働に従事している年齢範囲)として性別ごとにデータ収集区分を設定すると,18カテゴリ(約1800サンプル)の収集が必要となる。これらの被験者から測定したデータに基づいて,年齢および性別の標準化をおこなう。
検査の実施にあたっては,従業員が100名以上の民間企業に対して縁故法を用いた抽出に基づいて検査協力依頼をおこない,実見協力を受諾した企業に申請者が出向いて検査を行った。約1800サンプルの測定に必要な20社〜30社程度の協力を得る必要があり,平成18年度末の時点でほぼすべてのデータを得られる協力をとりつけ,予定の半数ほどのデータ収集が終了した。
検査システムの精緻化<step-1>:分析専用ソフトウェアの検討
現状のCDCTにおいては,結果の入力および分析を独自に開発したソフトウェアによっておこなっているが,このソフトウェアが専門知識をもたない一般の管理者等によっても利用できるように改良を行った。この精緻化プロセスにおいては,1)大学生による利用感の測定,2)現場監督者等による利用感の測定,の二つの段階を設け,平成18年度においては,このうち1)のプロセスを申請者の所属する女子大学の学生に対しておこない,ソフトウェア利用を利用感の分析に用いられことが多いプロトコル分析を用いて検討した。ソフトウェアのプロトコル分析の結果,ユーザビリティにおいていくつかの有用な指摘が得られた.次年度はこれらの指摘に基づいて改良したソフトウェアを用いて現場監督者等のヒアリングを行うこととする。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 複合数字抹消検査よって測定される臆機能とラテラリティとの関連性2007

    • 著者名/発表者名
      大橋智樹, 佐藤由香理, 行場次朗
    • 雑誌名

      日本心理学会第70回大会発表論文集

      ページ: 771

  • [図書] 事例に学ぶヒューマンエラー(第1章: 間の情報処理特性からみたヒューマンエラー担当)2007

    • 著者名/発表者名
      大橋智樹
    • 総ページ数
      280(43)
    • 出版者
      麗澤大学出版会

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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